新しいページ 1

10月号

　第71号

発行日 H14.10 .1

発行者辻中医院

編集責任者　林　一　博　

　
ＴＥＬ　０５８４（６６）２６００

目の病気

今月号は、白内障手術について院長からです。

白内障手術後の安静は３時間ぐらいですが、およそ一週間はお風呂に入ることができません。感染症が怖いためです。また、手術後に色々な原因で眼圧が上がる（目の玉が硬くなる）ことがあります。そうすると吐き気や頭痛が起こります。一般的には２日ぐらいで元に戻りますが、術後に一番よくみられる現象です。ただし、ほとんどの患者さんは術後も痛みなく過ごせます。

一ヶ月ぐらいたつと、メガネあわせを行います。術前に眼内に移植するレンズのパワーを眼の長さ、黒目の大きさを測って決めますが、大体軽い近視にして読書などがメガネなしでできるようにします。患者さんのライフスタイル等にもよりますが、遠くより近くを見ることのほうが日常生活では多いためです。遠くをよく見るようにするには、メガネを必要とするのです。また、新しい手術は切り口が小さくなった為、ものが二重にみえるという乱視が少なくなったのですがやはり多少ともでます。一ヶ月という期間は切り口が落ち着くのがそれ位の日数が必要でそれまでに慌ててメガネ合わせをしても後でもう一度合わせ直すことになるからです。

　次回は私の得意とする若い方の内反症に対する埋没縫合による二重瞼形成法（ふたえまぶた）について書かせていただきます。

10月から医療保険制度が変わります。

～主な改正点のお知らせ

健康保険などの改正により、七十歳以上の高齢者の方（六十五歳以上で障害認定を受け、老人医療の対象になっている方を含む）が医療機関の窓口でお支払いいただく一部負担金の割合および自己負担限度額（月額）が十月から以下の様に変更されます。

窓口負担金の改正

9月３０日まで	→	10月1日から
医療費一割負担で上限　　一ヶ月1600円		70歳以上	一割負担
		〃(一定以上所得者）	二割負担

一定所得者とは、年金及び給与収入がある夫婦二人世帯で年収六百三十万円が目安です。

老人保険制度の自己負担限度額の改正

　老人保険制度の自己負担額の改正では、外来受診で１ヵ月の間に自己負担限度額を超えた場合は、各市町村から払い戻しを受けることが

9月３０日まで		→	10月1日から
			負担区分	外来(個人ごと）
			一定以上所得者	４０,２００円
一般	１６００円		一般	１２,０００円

　●７０歳未満の方は……

　　　７０歳未満の方の自己負担限度額も次のように改正されます。

７０歳未満の方	９月３０日まで		※（　）内の金額は１２ヶ月以内に４回以上の高額療養費の支給があった場合の、４回目以降の限度額です。
	自己負担限度額(月額）
	上位所得者	１２１,８００円 (７０,８００円）
	一般	６３,６００円（３７,２００円）

↓

１０月１日から			平成１５年４月１日施行 ●一部負担金の改正● 　社会保険に加入している被保険者の療養に係わる一部負担金の割合が３割りに変更となります。
７０歳未満の人	自己負担限度額(月額）
	上位所得者	１39,800円 (７7,7００円）
	一般	72,300円（40,２００円）

　※負担率の確認のため７０歳以上の方は,これからは被保険者証と共に、受給者証を受診のたびに窓口にご提出下さい。

　先月号でも秋の花粉症でお話しさせていただきました、キク科のブタクサの写真を受付の正面下側にはりました。花粉症の原因植物がなかなか想像がつかない方は、一度ご覧下さい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　木曽川にて撮影：キク科　ブタクサ→

野口　敏子さん作品集

　みなさん！待合室に飾っている絵や風景写真をご覧になりましたか？当院に飾ってある風景写真や絵などはすべて患者さんが撮影し、描いた物です。今まで沢山の力作を来院された際に、患者さんからいただきました。そして9月6日、野口敏子さんからあ風景写真及び水墨画をいただきましたのでみなさんに紹介させていただきます。

　つじなか便りでは、皆様の投稿をお待ちしております。絵や写真、詩や俳句等何でも結構です。投稿していただいた際は、つじなか便りにて紹介させていただきます。

担当林までお願いいたします。