つじなか便り


２月号	第１３５号発行日 H２０．２．１発行者辻中医院編集責任者　橋村　香織　ＴＥＬ　０５８４（６６）２６００
思い込み院長　辻中　まさたけ自分が心の中で、「これはこうだ、こうなるべきなのだ」と思う気持ちはマーフィーの法則という有名な本に書いてあるように本当にそうなるようにベクトルが向く。その法則を実践した人々のなかには、様々な分野で大成され人物が多く見受けることができる。ただ、困るのは思い込みである。「自分がこうなってしまったのはあのことが原因にちがいない、あれが悪いのでこんな風になってしまったのだ」と理解しがたい論理の展開で自分自身を擁護し世間とのギャップを生じさせる。どちらかというとマイナス思考である。客観的にはこうですよ、といっても最後には平行線の会話になってしまう。自分に被害が生じなければいいが、あると本当に大変である。くわばら、くわばら。　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成20年1月6日
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花粉飛散予測と患者数の予測 1、花粉飛散予測現在、スギ花粉のシーズンの総花粉数の予測は前年７月から８月にかけての全天日射量などの気象因子に左右されることが知られています。（図１）また、飛散開始日は１月１日以降に1ｃΓ嘘憶兄当たり連続して１個以上の花粉を記録した初日と定義されており、毎日の花粉飛散数の予測は、飛散開始日からの日数やその日の気象条件をもとに予測されています。 2、患者数の予測東京都ではスギ花粉症における毎日の初診患者数、再診患者数を調査し、各地区の花粉数と比較を行っています。花粉数と患者数の年次推移（図２）をみると、花粉数ほど年ごとの変動幅は大きくありませんが、初診患者・再診患者共に花粉数に連動して増減しています。また長期処方が可能になったことや医療費の自己負担増加などの影響により、再診患者は近年減少傾向にあります。花粉の自動計測器の普及により毎時間毎の花粉数がリアルタイムで分かるようになり、花粉飛散の予測はデータの蓄積と共に年々精度が向上しています。今後は受診患者の立ち上がりやピークなどの受診動態の予測も可能になると期待されています。


野口敏子さんの作品　診察室に飾らせていただいておりますありがとうございました
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