二重瞼形成法 |
二重瞼形成法について
院長 辻中 正壮 最近、ちまたでは美容整形がブームだそうです。つまり手術によってできる限り患者さんの希望通りに容姿をととのえるのですが、その中の代表的な例が二重瞼形成法、つまり二重まぶたをつくることです。雑誌などをみると形成外科の先生がおもにやっているように思われるかもしれませんが、眼科においても、内反症―まぶたが内をむいている―まつげの患者さんに対しておこなっております。実際にはいろいろな手術のやり方がありますが、皮膚を切るのか切らないのかで大きく分けることができます。皮膚を切る手術のやり方は、しわとり手術に近いものがあり効果が出やすいのですが、一度つくってしまうとやり直しが大変です。またすこし時間がかかるうえ、手術中の痛みもあります。皮膚を切らない手術のやり方は、時間が10分弱で痛みが少ない反面、効果がでにくい患者さんもいらっしゃいます。ただやり直しが比較的安全かつ簡単にできるので、とくに若い方に二重瞼を形成するときに好んで行なわれます。代表的な手術法が「埋没縫合法」といい細い糸をまぶたの中に通して、それによってハンガーみたいにまぶたを吊るす感じにして二重まぶたをつくります。 平成15年1月9日
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