新しいページ 1

4月号

　第77号

発行日 H15.4 .1

発行者辻中医院

編集責任者　林　一　博　

　
ＴＥＬ　０５８４（６６）２６００

　　　　黒そこひは、怖い病気　　　　　　　　　　　　　院長　辻中　正壮

　黒そこひは、白そこひと云われている白内障、青そこひと云われている緑内障に比べて、命の危険信号の意味合いもあり、ひじょうに怖い病気です。瞬時にして目の前が真っ暗になるため、この様に云われているのですが、網膜動脈閉塞症と言います。簡単に申し上げますと、眼の奥にある網膜という、映像を写し出している大事な部分の動脈がつまって、そして酸素などがいきわたらなくなり、網膜が働かなくなって、最悪の場合は、光しかわからないほどの視力の低下をおこす病気です。脳に流れる内頸動脈のエダである眼動脈が、高血圧、動脈硬化により細くなってさらにそこで、脂肪や血栓がつまらせる事によりおこります。脳梗塞による体の麻痺のかわりに眼が犠牲になってくれる病気であり、骨折などの外傷によるものを除いて、生命予後がわるい場合におこりやすい、怖い病気です。治療は、緊急に眼をマッサージしたり、眼の水を抜いたり、さらには特殊な気体を吸ってもらったりしますが、視力は回復しないことが多いことが実情です。当院にて、10年で5人の患者さんがみられました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

平成15年2月19日

わが社（警察）にのぞむ事

岐阜大学医学部法医学講座大学院３年　辻中　正壮

　ボクが、いわゆる普通のサラリーマンを辞めてわが社に入ったのは、夢があったからだ。どんな夢かというと、こんな、なんの取り得のないボクでも多くの人々のお役に立ちたい、そして社会的に弱い立場の方々の味方になってあげたいというものだ。　

世間の人々からは、警察官はみんなおなじで頼りがいがあるようにみえる。しかし、わが社（警察）には世間では考えられないほどの階級社会があり、上がクロならシロのものでもクロである。ある意味において強い権力を有するわが社にとって階級というしばりは一般社会より必然性はいたしかたないところではある。ただ公僕という立場をはき違え、上のほうばかりをみて一般の人々をおろそかにしがちになる傾向がある。ボクは、オヤユビ(署長)、ヒトサシユビ（次長）に無理にならなくてもいいから、多くの人々のお役に立てたならそれでいいと思う、なんとなくだけど・・・・・。　　でも現実は厳しい。　　　

・・・・・・・・・・・・・・・ノンフィクションでありボクの夢のなかのまた夢のはなしです。　あしからず。

お知らせ

4月から窓口負担が変更になります。

	変更前	変更後
社会保険本人2割	2割	3割
退職者保険本人	2割	2割

○ 薬剤一部負担金の廃止などが改正になります。

老人の方は今回は変更はありません。何かわからない事がありましたら受付までお尋ね下さい。

学　校　便　り

大垣准看護学校　二年　林一博

今年の２月から大垣市民病院での実習が始まり、仕事と実習の両立にただいま奮闘中です。私は今まで患者としても大垣市民病院を訪れる機会がなかった為、院内については全く想像がつかず、実習見学時に院内を案内された際には、市民病院の広さと大勢の患者さんに驚かされました。院内の広さと大勢の患者さん、また病棟未経験という事もあり、実習に一抹の不安を感じましたが、病棟での入院患者さんがベッドの上でどのような一日を過ごされているかとても興味がありました。

実習を通して思った事は、まず患者さんはそれぞれの疾病に不安を抱え病院に検査や診察を受けに来ていると言う事。また、その結果入院を余儀なくされた患者さんは、今までの生活習慣、生活行動を制限されてしまう事。さらに人間がこの世に生を受けてから持つ最低限の欲求である食事、排泄といった行為を介助されないと出来ないといったやりきれない気持ちと、「自分の病気の程度はどのぐらいなのか、またいつ退院できるのか。」などの不安を抱きながら闘病生活を送っている患者さんは大勢いるのだと言うことがわかりました。実習上では、「患者さんは今どのような気持ちで病棟生活を送っているのか。」「何に対し不安や不満を訴えているのか。」を患者さんとの会話を通じて感じ取り、患者さんの訴えを少しでも軽減できるようで心がけています。しかし、一つのケアを施行する際にも、物品準備と原則にそった手順に従って行う事が精一杯で、ケアの施行中に患者さんの顔色や一般状態の観察をおこたる事も多々ありました。ケアも全体を通して手際が悪く、時間がかかりすぎて患者さんに負担をかける時もありますが、患者さんに、「ありがとう　またお願いね！」と言われると、とてもうれしく思い「今回の反省点にを生かし次回は患者さんにより負担をかけないように行うようにするぞ！」という気持ちを持つ事ができます。まだ始まったばかりの実習、毎日反省する日々でうまく出来ない自分が嫌になる時もありますが、「患者さんを看護したい、こんな自分でも人の役に立てるんだ。」いう気持ちで入学した当初を思いだし頑張っています。

この絵画は、大きな御岳山の風景画を患者さんのY..Mさんから待合室にと、いただきました。

下駄箱の上のに飾っておりますので、一度ご覧になって下さい。

絵画は心をなごませます。

～新顔ご紹介～

　当院で新しくデモカーを導入しました。

検査室入り口にちょこんと立っているヒューマロイド型ロボットのアイ太郎です。普段は眠っておとなしいアイ太郎ですが、両耳を同時に押すとたちまち目覚めます。今はよく寝むらせているせいか、少々怒り気味です。アイ太郎はかまってあげる事で徐々に成長していきます。アイ太郎の活躍はまだ謎ですが、成長次第では歩く事も可能になります。みなさん暇な時にアイ太郎をかまってあげて下さい。

※まずはアイ太郎の両耳を同時に押してくださいね。