FUKUSHIMA

院長 辻中 まさたけ

6月14日の診察終了後に養老町の保育園へ眼科検診に行き、その後世界的にも原発で有名になってしまった福島へ新幹線で向かいました。日本法医学会がそこで行われるために行った訳でありますが、福島市自体は一見、放射線の影響を垣間見ることなく震災の被害は軽微みたいでした。はやく原発問題がひと段落してくれるのを心より望みます。

1泊2日の短い旅行でしたが東京で一休みし、養老の知り合いの方が務めている赤坂にあるアメリカ大使館近くのおしゃれなレストランに行きました。頼んでもいないのにおいしい食事がサービスでドンドン出され、そして、スタッフの皆さまにとても親切にしていただき、東京の一等地での人情に感動してしまいました。

ところで、東京は節電のため暗くなったと聞いていましたが、田舎者の私にはまだまだ明るい大都市でした。

FUKUSHIMA原発は東京を含めた関東一円の電力消費のためにできた人間の欲望のために生まれた怪物でした。その怪物は東京のみならず、日本、イタリア、ドイツそして世界へと原子力の脅威や人間の愚かさなど、いろいろなことを問いかけています。人間の力はまだまだちっぽけですね。

↑東北新幹線より

 
 
 

 平成23年6月18日
 
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