ハンドパワー

院長 辻中 まさたけ

早いもので年が明けてもう2月の中ごろ、南宮までサイクリングに行った昨年のバレンタインデイからあっという間の一年が過ぎた。来年の同じころに同じ気持ちを持つことができるのだろうか?

船戸クリニックの横にある南プロバンス風の建物に初めて行ってきた。そこで面白い体験をしたので書くことにする。断わっておくが、私は仏教とは哲学でお経はカラオケ、報恩講は合コンであったと思う良からぬ人間、テレビに出てくる大槻教授ではないけれど理屈が合わないことはまったく受けつけようとはせず、何事も最初から疑ってかかるあまのじゃくである。

そんな私は五十肩のため軽い気持ちでマッサージをそこで受けた。一般的なマッサージではなく服はそのまま、施行される方が軽くさする位である。内心ウーンと思っていたが、首筋に手を置いてもらっているだけで、なんと、肩の痛みがなくなったのである。本当にびっくりした。理屈を一生懸命考え、その方が手の末梢血管が拡張させる匠の技をもち、温熱効果で私の首から肩への血流が良くなったのではないか、と仮説をたてたりした。でも手は暖かくなかった。その効果は次の日の晩まで持った。摩訶不思議なマッサージであった。

本日、寒い中を散歩していたら三人に車から声をかけられた。

 

こんな感じで歩いているのに、である。 「お千代保稲荷はどうやって行けばよいですか?」 私のパワーが声をかけさせたのか、それともお千代保稲荷のパワーなのか? お千代保稲荷のパワーに決まっている。


 平成23年2月14日
 
TOPページへ