年賀状をいただくと走馬灯のようにその方との思い出がよぎる。香川大学医学部時代にわりと一緒に遊ばせていただいた同期の方が、ある有名大学の教授に就任された連絡がきた。のんびりと開業人生をしている私に比べたら、彼は卒業後に骨身を削る思いで日々医療の研究に精進をされていたに違いない、敬意を表したい。
一方の私、近くの中華料理店へ出かけた時の話である。
料理を注文していて雑誌を読んでいたら、前の席の男性3人組の一人が、
「わしは白内障があるから辻中で目薬をもらっとるんやけど、月に3本までしかくれんし、3か月に一回は診察を受けろといわれとる。うっとおしいわい。」
普段の診察室は暗いため私に気付いてないので、そういった話がしばらく続いた。私はメガネをとり下を見たまま急いで食事をとりコソッと料理店を後にした。まるでコソ泥の逃亡みたいであった。
前回に書かせていただいた○○さんのご家族からこんな置手紙をいただいた。
「辻中先生
忌明けの心ばかりの品を届けに参りました。
お会いできなくて残念です。
先生がおまいりくださり、
母もとてもうれしかったと
思います。 ありがとうございました。
○○」
This is Kanjasama と町の眼科開業医のさまざまな人間模様である。こんな私にでも信頼してくれる方々のために明日もガンバルかっ!
年末に滋賀の大津に熊料理を食べにいった。初めてではあったが誠に美味であった。
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