2011年へ

院長 辻中 まさたけ

 禁煙をあきらめ再び機関車トーマスになった私は一月で満47歳、髪の毛にも白髪がどんどん増殖中である。

先日、○○という患者さんのご家族の方から「生前はお世話になりました」、と書いてある喪中葉書が届いた。○○さんは逆まつ毛を抜きに来られるのが主であったが内科の持病が少しあり、眼底検査をしたのち最後に「合格!」といってあげると安心して喜んで帰られていた。ご自宅までご焼香をあげさせてもらいに伺ったが、本当にさびしい気持ちだ。

ご年配の諸先生方にはまだまだといわれるに決まっているが、いろいろとあった今までの開業医人生を振り返り、特にすでに亡くなられた当院に来院してくださったこの方そしてあの方、本当に懐かしく思い出し、またお逢いして話がしたい気持ちでいっぱいである。診療が忙しいと相変わらずイライラ虫がでる私ではあるが、「一期一会」、そして「和顔愛語」の気持ちを大事にしたい。2011年はさてさてどんな年になるのやら・・・?

相変わらず自宅から月見の展望台まで散歩しているが、機関車トーマスの私は元の黙阿弥で山を登るのが少しきつくなった。タバコは心肺機能にはストレスをかけるのが良く分かる。ただし私の精神的ストレスの緩和にはいいみたいである。タバコなんて覚えなければ本当に良かった・・・。

追記; さる日曜日に名古屋能楽堂で能をみせていただく機会があった。その真正面に名古屋城があり、はじめて入場料を払って城内を散策した。「尾張名古屋は城で持つ」、有名な言葉ではあるが思ったよりしょぼかった。

 
 

 平成22年12月8日
 
TOPページへ