Stand by Me

院長 辻中まさたけ

東京で15年ぶりに保育園時代からの幼なじみである大親友に逢った(彼はどう思っているのかは知らないが・・・)。ホテルのロビーで待ち合わせ、思わず苦笑い。お互いの経年劣化を認識するとともに、様々な思い出、一緒に楽しんだことやケンカしたことが走馬灯のように過った。映画のStand by Me(それぞれ心に傷を持った4人の少年たちが好奇心から、線路づたいに“死体探し”の旅に出るという、ひと夏の冒険を描いている)のワンシーンが思い起こされた。彼みたいな大親友を私の人生の中で持てたことをとても誇りに思えた。

彼の案内で銀座のビアーホールに行き、ほろ酔い気分で東京タワーに上ってきた。地デジ化とともに取り壊される東京タワーはその役目を終わろうとしている中、沢山の人でにぎわい綺麗であった。今までにどれほど多くの人が夢を求めてこのタワーに上ったことだろうか!

帰り際に彼は地下鉄に乗ろうとして道に迷い、風邪を引いている中をとても沢山歩かされた。相変わらずの大親友であった。

 
 

 平成22年6月10日
 
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