バレンタイン・デイ

院長 辻中 まさたけ

ローマ帝国のある皇帝が、愛する人を故郷に残した兵士がいると士気が下がるという理由でローマでの兵士の婚姻を禁止した。しかし、キリスト教司祭だったバレンタインは秘密裏に兵士を結婚させたが捕らえられ、そして、処刑された。その処刑の日は、2月14日という昔から男女のある決めごとがある日が選ばれた。このため、キリスト教徒にとって2月14日は恋人たちの日となった。

上記のような恋人たちの日に、私はつい誘われ朝の9時から垂井町にある南宮大社まで往復40KMの自転車ツーリングに行ってまいりました。暖かくなってからしか乗らない自転車、相方は還暦を迎えるものの意気揚々となさっておられ、普段から20KMの自転車通勤は当たり前のこと、琵琶湖や浜名湖など遠距離ツーリング遠征も朝飯前にこなす鉄人です。

少し本気で飛ばされるとあっという間に引き離され米粒状態になります。「大丈夫、大丈夫」と激励されながらやっとのことで自宅に戻りました。

体力だけではなく寒さやお尻の痛さもこたえましたが、風もなく天気は快晴、伊吹山が眼前に雄大にそびえたち、気分は壮快。妙なコマーシャリズムに媚びない、地球という女性から忘れかけていた自然というものをプレゼントしてもらった、いいチョコなしのバレンタイン・デイでした。

ただ、鉄人から、「次回はどこいく?」といわれたときは、「勘弁して下さい」と言い切りました。

凡人でいいです。

 

 平成22年2月15日
 
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