とある人の独り言

院長 辻中 まさたけ

「とある人の独り言」を紹介することにしよう。

マスコミでは、派遣労働者の契約打ち切りや就職先が見つからないなどの昨今

の世界的不況からくる弱者へのしわ寄せがたくさん取り上げられている。公園

でテントを設営して生活し、今日はこの場所、そして、あしたはこの場所の炊

き出しがおいしいといってビタミン剤までもらって、いたれりつくせりの生活

をしているひともいる。取材に対して口を開けばこんな社会が悪いという。世

の中には求職をしている会社はいまだ沢山ある。住民票や身元引受人がないと

働けない場合があったとしても、せめてトイレは汚さずに逆に率先して掃除し

てはどうだろうか?

政権も変わり社会的風潮として官僚は天下りをする国家の財政を窮乏せしめる

ものとして風当たりがますます強くなってきている。でも彼らは多くの人間が

人生を謳歌している間に一生懸命に勉強しそして働いた。日本は世襲や階級社

会ではない平等社会なのでいい仕事だと思えば誰でも目指すことができる。官

僚になろう!

 

私は「介護」の現場で働いている。サラリーは少なく激務だけれども頑張って

いる。仕事の内容が大変なので求人は集まらないしすぐに辞めていく人も多い

。ただ、「ありがとう」と声をかけてもらえたときに少し力が出る。それでい

い。努力した人がある程度お金を稼ぐのは納得できるが、働くことができるの

に働こうとしない人のために私たちの税金は使わないでもらいたい。これは弱

者切り捨てには当たらないと思う。

 ↑那覇市首里駅よりの夕焼け
 
見かけの平等にたいする痛烈な「とある人の独り言」だった。 

平成21年9月27日

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