今年はお盆休みをおおくいただいて、3度目のパリ旅行に行かせていただきました。
滞在中、日本とは異なった湿気のない30℃を超える気温、連日の超快晴でした。
ブランドショップには目もくれず、エッフェル塔の階段で登ることが可能な2階まで(階段で60
0段と少し)、さらに凱旋門やノートルダム寺院を登ってきました。シャンゼリゼ通りを歩き、
ブローニュの森を散策し、そして途中のカフェでエビアンを飲んで休憩する、お散歩マニアと
しては本当に最高の気分でした。
都市国家ともいえるパリ及び市民について考えたことは次回に譲るとして、帰りのドゴール
空港でこんな出来事がありました。
航空会社のカウンターで順番待ちしている私に、後ろのひとりで旅をしていたと思われる髪
の長い若い日本人女性が、
「ここはエコノミークラスの並ぶところですか?」
私、
「いえ、ビジネスクラスですが・・・」
彼女は、張ってあるロープを荷物を持ちながらするりとしゃがんで抜けて隣の列へ。
荷物は待っている別の搭乗者の荷物に当たりすごい音がしました。
彼女は平然と前に並んでいる金髪の若い外人男性に、早口の日本語で
「ここはエコノミークラスですか?」
その外人、
「そうです、エコノミークラスです」
流暢な日本語で答えました。
彼女は彼にお礼も言わずに自分の荷物の上に三角座りをして黙りました。
私はその会話に驚き、思わずこういいました。
「話が通じた!」
それが聞こえたらしく、彼女は私に向って叫びました。
「外人だって、エコノミークラスはわかるよッ」
その後静かな時間が流れたが、狐につままれたような・・・、
おもしろい会話でした。
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