提 案
院長 辻中 まさたけ
  最近、近々行われるといわれる総選挙のためか、危機的財政状況のなかで赤字国債を発行してでも財政出動を行うという政府の話が新聞等で見る。今までと同じようなばら撒きに近いようなやり方では将来にツケを延ばすという観点からするべきではない。


  するならば、一点集中の少子化対策だけでどうだろうか?1人の女性が一生の間に産む子供の数が、2005年の統計によれば1.26人と危機的状況にある。2005年に生まれた子供たちが大人になった時は1.26/2×1.26/2となり1980年頃における子供の数の0.4倍と、このままでは加速度的に子供の数が減る。出産適齢期がある少子化対策はまったなしである。


  1500万円の本人にのみ効力のある20年国債を出生した子供にあげてはどうだろうか。数校の眼科検診に行っているが、15年前にくらべると児童の数は半分ぐらいに減少している学校もあり、教室は多目的室などにドンドン変わってきている。


  寂しい現実である。子供が増えれば、年金の算定も変わるし、経済も活気が出る。全ての職種の良いカンフル剤だ。貧しくても子供が多い国は活気がある。


子供は国の宝である。ガンバレ、日本!
平成20年8月26日
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