最近、所用で京都市を訪れることが多くなった。以前は旧国立京都病院まで車で毎日通勤していたことがあったが、しばらく行っていないと本当に遠く感じられるものだ。京都市中心部は学生さんを初めてとした若者が多く見受けられ、まるでお祭りでもおこなわれているかのように感じる。地方の過疎化したところから訪れると、日本の少子高齢化がどこへやら、といった気がする。とはいえ、京都市も学生数の減少や市の財政状況、そして、インバウンドの縮小等、悩ましいことが多いと聞いている
市内の喫茶店に入ると若い学生さんたちは今後の生き方を熱く語り合っていた。夢を想い、そして、夢を語ることはとても大事だ。年をいった私からは「現実はね、」と言いたくなるが「現実の壁に挫折してもいい、強くなってまた立ち上がればいい」と思う。競争原理の働きにくい日本では個々がそういった志がないと次々と諸外国に追い抜かれてしまうような気がする。
夜の散歩で二条城を見てきた。幕末には様々な熱き思いをもった人々が日本の行く末を憂いながら考えて動いていた京都、先人の蓄えで今の日本を生きている私たち現代人を見て、なんと思うだろうか?
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