アシナガバチの攻撃

院長 辻中 まさたけ

先週の平日朝6時ごろに院長室前の草木に水をやっていたところ、アシナガバチ数匹の攻撃を受けた。前日にも水やりをしていたら数匹のアシナガバチが警告で私の近くで飛び回ってきたのだが、ハチをなめていた。見事に手を一か所、足を二か所刺された。何とも言えない鋭い痛みを感じたときには後の祭り、電光石火の攻撃であった。アシナガバチというものに初めて刺されたのであるが、ススメバチと違って普段は温厚なハチなのだが、毒の強さはスズメバチ並みで、巣の近くで嫌なことをされると狂暴になるそうだ。急いで冷水で毒を絞りながら患部を洗い、置いてあるステロイド軟こうを塗布した。直後に軽い冷や汗がでたが、痛みは1日でなんとか治まった。ただ、刺されたところは今でも赤い。殺生は好きではないが昼間にハチ撃退スプレーで駆除した。しかし、刺された痛みのトラウマか今でもその場所の草木に水をやるのが及び腰になっている。

そう云えば、今から20年以上前に当院でかなり進行した白内障を手術して見えるようになったと畑に出向き、アシナガバチに刺されアナフィラキシーショックで亡くなった方がおられた。その話を聞いたとき手術をしなければ畑に出向くこともなく御存命だったのに、と心の中で手を合わせたのを憶えている。

令和2年7月17日

 
 
 

 
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