私がここの医院を父の元三、そして、姉の博子から引き継いでからあっという間に長い年月が過ぎた。内科・胃腸科からの眼科への移行だった為、当初は船戸崇史先生にも来ていただき応援を得ながらの診療であった。
さて、2年前からの少しずつ進んでいた話であったが、今年の9月から高校時代の同級生である二村くんが内科・外科・消火器科担当として当院に副院長として働いていただけることになった。岐阜大医学部出身で日本外科学会の指導医でもあり専門は消火器科である。中学生時代には岐阜県の卓球大会個人戦で優勝もしており、授業の合間に彼の横で郡の卓球個人戦で優勝したことを自慢げに話していた私は彼に、東海高校の卓球部の体験入部に行ったとき試合をしてコテンパンにやられてしまいへこんでしまった。そして、よく授業が終わると彼の下宿に遊びに行って、夏になるとエアコンもない南向きの2階の部屋の暑さで汗が吹き出してしまい閉口していた。また、大学時代には香川大学の私のところに瀬戸大橋を見に遊びに来てくれて、一緒に瀬戸内海にかかる橋を座って眺めていたのを覚えている。
開業医は一騎、とても孤独である。そして、そんなところへ彼が来てくれる。道は平たんではないが、一緒に新しい辻中医院を背負って地域医療に貢献していこうと思う。
7月から少しずつ医院の改修工事も入れて行く予定である。
平成30年4月22日
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