負けん気

院長 辻中 まさたけ

寒いときにはサウナに限る。

毎年、今の季節はフィンランド式のサウナのお世話になる。寒さも一年のピークとなり、朝は起きるのが辛くなり、何かをしようとしても「おっくう」という言葉が動きを止めてしまう。そして、スポーツをしていてほとんども汗をかかなくなってしまう。こんな時は心と身体のリフレッシュをもくろみ無性に滝の流れのような大量の汗をかきたくなり、足繁くサウナに赴くことになる。

サウナは一般的に数分入ったあとに、外に出て水分などを補給しながら再び入ることを数回繰り返すというのが基本であるが、わたしはなかなかそのようにはできない。年を取ってきて「まあるく」なってきていることを自覚している私ではあるが、サウナでは変な負けん気が頭をもたげる。前に入っている方はもちろん、後から入ってきた方よりも長く入っている何といえないくだらない負けん気がでてくる。汗をいっぱいかいてフーフーいいながら相手が早くでればいいのに、と思いながら苦しくても頑張り、相手が出ていくと無理して勝負していたのを隠すように一分位たってから出ていく。身体にはあまり良くないとはわかっているけど、やめられない!

どちらにしても、サウナにしっかり入った後の水風呂の爽快感は病みつきになる。

平成29年1月11日

 
 
 

 
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