16年の出会いと別れ

院長 辻中 まさたけ

 2016年があっという間に過ぎて17年が訪れる。ゴールデンウイークが来た頃は元旦から早やこんなにたったのかと驚き、お盆が来た頃にはすでに年の瀬を意識した、せわしない16年であった。

 16年を振り返ると診療にあたって新しい方々と出会うことができて私自身に活力をいただけることが出来たとともに、お亡くなりになったりしてお顔を拝見することがなくなった方々も多々みえた。一期一会が自分自身にできなかったことをつくづく反省している。振り返れば最後の診療の時に一言もう少し優しい声をかけられなかったのかとか、話をもっと時間をかけて聞くことが出来なかったのかと考える。

 人は必ず年を取り死んでいく。そんな弱い存在の中で助け合って生きていかねばならない。医者は自分の専門分野の中で、社会そして人に安心をもたらすように努力していかなければならない。えらそうなことを書いているが、至難なことであり永遠の到達点である。17年、少しでも永遠の到達点に近づけることができたら幸いである。

 あと、もう少し頑張ろう!

平成28年12月25日

 
 
 

 
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