院長 辻中 まさたけ

 日本で一番多くの眼科医が集まる学会が11月に京都で行われた。何の実績もない私ではあるが、嬉しいことに、末席ではあるが会長招宴パーティーに招かれた。周りには大学の教授や眼科医会の偉い先生が多くて、とても恐縮してしまった。その中で、京都大学の研修医時代に専門外来で何度かお見かけしたことがある、理化学研究所多細胞システム形成研究センター網膜再生医療研究開発プロジェクトのプロジェクトリーダーで、患者の皮膚からiPS細胞を作り、シート状に培養して加齢黄斑変性症の患者網膜に貼り付ける方法を見いだした高橋雅代先生とお話できたことが一番感銘した。もちろん、先生は私のことなど全く覚えていなかったが、最近のテレビ等で拝顔させていただいたときよりも大学院時代のままのとてもおきれいな顔立ちであった。カメラを向けると「今日は、調子悪い顔」と冗談をおっしゃられながら喜んで一緒にとっていただいた。大学院時代の先生に対する印象は、とても優秀で私なんか話しかけることすら出来なかった。

宴の2日後、再びバイクで伊自良村へ行き、今度はいつもの場所でピンクカレーを食させていただいた。からくなく、とても美味であった。

平成28年11月27日

 
 
 

 
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