下呂温泉

院長 辻中 まさたけ

下呂温泉に車で行って来た。この温泉郷は私が幼少の頃によく家族で列車を利用して来ていたし、車窓から飛騨川に転落した大破したバスをみたのも覚えている(昭和43年におきた乗員・乗客107名のうち104名が死亡した飛騨川バス転落事故)。また、駅前にはお猿さんが飼ってあるゲージが昔あった記憶があるが、とにかく、およそ40年ぶりである。

昔よく泊まっていた所と同じ旅館に宿を取ったが、大浴場を含めいたるところ中華系の宿泊客ばかりで、逆に日本人は少なく1割ぐらいであった。そちらの方々の旧正月にあたっているときに宿を取ったためでもあるが、静かな趣を楽しみたかった私、残念なことに、大きな声が飛び交うとても騒がしい感じでがっかり君であった。まるで中華系のお国へ海外旅行に行って来た感じであった。ニュースなどでは知っていたが、目の当たりに中華系パワーをまざまざとみせつけられた。海外からよくもここまでやってきたという驚きとともに、もう少しマナーに対して見識を持ってもらいたいという感想である。でも、このような「爆宿」みたいなものがなくなると、温泉宿は経営的にやっていけなくなるかもしれない。

下呂は雪がちらついていたが、海津に戻ってくると快晴であった。

平成28年2月11日

 
 
 

 
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