スイミング

院長 辻中 まさたけ

最近になって、健康のためにスイミングプールへ週に2回ほど通いだした。およそ2時間で2キロメートルぐらい泳いでくる。陸の上では他の人の倍ぐらいの重力を感じるこの体も水の中では生き生きとする。

そう云えば、小学校の3年で、すでに1キロメートルはなんとなく泳げ、小学校から中学校まで水泳大会では賞状をいつももらい続けていたこの私、水泳はクラブなどとかには入っていなかったが何となく得意だった。今も、陸では持久力がまったくないのが嘘のように、延々と結構な速さでエライと思わずに泳ぎ続けることができる。50肩でクロールはできないが苦手だった平泳ぎでも絶好調である。

ほかに人が何で遅くてエライのだろうと不思議に思ってしまう。山登りとかサイクリングでは、どうして他の人はエラくないのだろうと思うのとまったく逆である。

無論、井の中の蛙ならぬ、中年のやせた豚ではあるが、少し得意満面である。

重力が小さくなる小惑星に移住したいと思うこの私、水の中にいるほうが、体が楽である。ただし、プール水に添加してある塩素が私の皮膚に害を及ぼしそうで気になっている。スイミング後にしっかりとシャワーで流してもお風呂に入っても、寝るときになってもあの独特な塩素のにおいは消えない。せっかく生えてきた髪の毛も悲鳴をあげている、

くわばら、くわばら。

平成27年9月25日

 
 
 

 
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