アラブの大富豪

院長 辻中 まさたけ

研修旅行と称してドバイを経由してスペインのバルセロナ、マヨルカ島、そしてマドリッドとうろうろしてきた。ドバイで2泊したのだが、とても綺麗で清潔で治安が良い都市であった。一方で2割が地元民で、8割が周辺国からやってきた出稼ぎの外国人、このふたつのグループに大きな経済格差があり、まるでスズメバチとミツバチのような感じもした。大富豪はとことんお金持ちであるが、他方、採算を度外視したような建物の造りや企業の経営のように小心者の私からみると思えた。要は収入が地面からの油が根源であり、支出の対費用効果というところをあまり考えなくてもいいのだろうか?とにもかくにも一度いってみると良いと思う、目からはウロコが飛び出てきて、とても自分のちっぽけさを考えさせられる。

バルセロナからドバイへの帰りのファーストクラスの客室内に大きなボックスをもった若い医師らしき者が2人搭乗していた。客室乗務員に聞くと臓器だと云っていた。彼らは飛行機を降りると外で待ち構える航空会社の人間に誘導されてヘリポートに行ったみたいだ。ドバイはスケールが違いすぎる。今度は一度アラブの大富豪の家に生まれてくるか・・・。

 
 
 

 平成26年3月29日
 
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