街並み

院長 辻中 まさたけ

2014年の始まりである。先日まで海津市歴史民俗資料館で、 「今尾城主 竹腰氏」という企画展が行われていて、私が住んでいる場所の300年前の街並みが記された古地図が展示してあった。 最近、その頃の街並みを想像しながら散歩すると様々な当時の生活が思い浮かび、とても楽しく感じられる。

東海道中膝栗毛という物語に出てくる弥次さんや喜多さんみたいな楽しそうな人、水戸黄門ドラマに出てくるようないやらしい小役人など、いろいろな人々が生活していたに違いない。冬は寒く、夏は暑く、夜はとことん暗く、日が昇るとともに起き、日が沈めば寝る。家長であるおじいちゃんを中心とした大家族の縦のつながりや沢山の兄弟衆や親戚筋にはじまる横のつながり、そして、地域共同体の連携が強かったに違いない。また、信仰心を強く持った多くの人々はお寺を中心に集まり喜び悲しむ、そんな世の中だったと思う。

昔の人は今よりは生活はさぞかし大変だっただろうが、今よりも心は平穏で幸せだったような気がする。

2014年は・・・。

 
 
 

 平成25年12月17日
 
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