今は昔

院長 辻中 まさたけ

今は昔、今は昔、今となっては昔のことで、思い出である。僕の心の中は思い出の章、現実の章、夢の章よりなる。現実の章は、思い出の章と、夢の章によって影響を受け構成されており、夢の章もまた、現実の章、思い出の章によって影響を受ける。思い出の章はすでに築き上げられた、今となっては昔のことで、生きれば生きるほど、僕の心に重くのしかかってくる。息がつまりそうで、苦しくて逃げ出したくなる時がある。

 
 
 
 
 
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