糖尿病

副院長 二村 直樹

糖尿病は血糖値が高くなる病気です。血糖の正常値は早朝空腹時で110未満です。糖尿病の目安は空腹時血糖126以上、随時血糖200以上、HbA1c 6.5%以上などです。血糖値を下げる働きをするホルモンをインスリンといいます。インスリンが十分に分泌されなかったり、働きが悪くなると血糖値が上昇します。インスリンが効きにくくなった状態をインスリン抵抗性といいますが、インスリン抵抗性の主な原因は肥満(特に内臓脂肪型の肥満)です。

糖尿病が怖いのは、血糖が高いと血管が傷つき動脈硬化が進むことです。糖尿病では全身の血管が傷つき、様々な臓器で障害を招くことがあります。眼、腎臓、末梢神経、脳、心臓、足など、種々の臓器・組織が障害されます。

糖尿病は口喝、多尿、倦怠感などの症状でみつかる場合もありますし、健診で血糖高値、尿糖などでみつかる場合もあります。糖尿病は1型と2型に分けられますが、ほとんどは生活習慣と関わりが深い2型です。2型糖尿病の原因・誘因として、肥満、過食、ストレス、遺伝、運動不足、加齢などがあります。

糖尿病の治療の3大柱は、@食事療法、A運動療法、B薬物療法です。食事療法の基本は、栄養バランスの良い食事を必要量食べることで、食べ過ぎないことです。運動療法は、散歩では1回15〜30分、1日2回、1日で1万歩程度が適当とされています。運動によって糖や脂質が消費され血糖が改善します。運動にはインスリン抵抗性改善効果があり、肥満が解消されればさらによい効果があります。血糖を低下させる薬剤には種々の種類があり、病状に応じて薬剤を使用します。

糖尿病のコントロール目標はHbA1cを7%未満とするのが一般的です。血管障害による合併症を予防するには7%未満がよいとされています。

糖尿病の食事療法は大切ですが、必要な量を栄養バランスよく食べるためにどうすればよいかは難しいことです。辻中医院内科では6月8日13時から糖尿病食事療法の勉強会を行うことにしました。できるだけわかりやすく説明する予定です。参加希望の方は辻中医院0584-66-2600 まで連絡をお願いします。

平成31年4月25日

 
 
 

 
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